news

台湾HTC、日産の没入型VR環境構築にローカル5G網を導入

台湾HTC子会社で5G RANソリューションを手がけるG REIGNSは2025年2月26日、日産自動車の生産拠点に自社製のローカル5G網およびエッジクラウドVRソリューションを導入したと発表した。これらのソリューションは、日産のデザインチ...

2025/03/25

Posted on 2025/03/25

台湾HTC子会社で5G RANソリューションを手がけるG REIGNSは2025年2月26日、日産自動車の生産拠点に自社製のローカル5G網およびエッジクラウドVRソリューションを導入したと発表した。これらのソリューションは、日産のデザインチームに高い安定性とセキュリティ、低遅延を兼ね備えた没入型のVR環境をもたらすという。

日産では長年、「HTC VIVE」VR技術によって仮想現実環境に3Dモデルを統合し、車両の内装および外装デザインの直感的な評価を行ってきた。しかし、自動車設計の複雑性が高まる中で、より高速かつ安全で拡張性のあるコラボレーションツールへのニーズが増加。G REIGNSのソリューションはこれらのニーズに応えるもので、ローカル5G網とエッジクラウドVRの組み合わせで、シームレスなワイヤレス設計環境の構築を可能にするという。

HTCはこのソリューションの主な特徴として「高速・低遅延の接続」、「強化されたセキュリティ」、「スケーラブルなコラボレーション」、「リアルタイム処理」、「オープンRANアーキテクチャ」、「デバイスの互換性」などに言及。G REINSのAdrian Tung GMは「この画期的技術は、製品開発を加速させただけでなく、設計開発における通信に新たな協働モデルをもたらした」とコメントしている。

Materials

TeleGraphic Weekly
Subscribe to our newsletter "TeleGraphic Weekly" (free of charge)
EN