
韓国初、公共安全向けのプライベート5G網が始動
プライベート5GやDXソリューションを手がける韓国のHFRモバイルは2025年2月12日、地方自治体向けにプライベート5Gを活用した公共安全ソリューションの提供を開始した。同国の国家情報社会振興院(NIA、National Informat...
2025/02/28
Posted on 2025/02/28
プライベート5GやDXソリューションを手がける韓国のHFRモバイルは2025年2月12日、地方自治体向けにプライベート5Gを活用した公共安全ソリューションの提供を開始した。同国の国家情報社会振興院(NIA、National Information Society Agency)と国土交通部、金泉市が支援する「自己通信ネットワークインフラ・プロジェクト」の一環で、同国で公共安全にプライベート5Gを活用する初の事例となる。
HFRモバイルはこのプロジェクトの一環として、金泉市の公共安全ハブ施設である「統合コントロールセンター」に5Gコアおよび基地局(CU/DU)を設置。また、金泉イノベーションシティの安山公園に無線ユニット(RU)を設置し、同市独自の自己通信ネットワークを利用した包括的なプライベート5Gインフラを構築した。
このプライベート5G網は、公園施設のリアルタイムAI監視・対応システムを実現。また、将来的には金泉市内の他の公共エリアにもカバレッジを拡大し、火災検知のための監視サービスなど、ミッションクリティカルなアプリケーションを支援する見込みだ。
HFRモバイルのHae-Kwan Jung営業・事業開発部長は「今後、当社はこのモデルを全国に拡大し、スマートな公共安全ソリューションによる自治体のDX支援を目指す」とコメントしている。