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エリクソンとボーダフォン、ポルトガルのセメント工場にプライベート5G網を導入

スウェーデンのエリクソンとボーダフォン・ポルトガルは先ごろ、ポルトガルのアルハンドラにある現地セメント製造大手のCIMPORの生産センターにプライベート5G網(SA方式)を導入したことを発表した。同国初のプライベート5G SA網で、同センタ...

2025/01/17

Posted on 2025/01/17

スウェーデンのエリクソンとボーダフォン・ポルトガルは先ごろ、ポルトガルのアルハンドラにある現地セメント製造大手のCIMPORの生産センターにプライベート5G網(SA方式)を導入したことを発表した。同国初のプライベート5G SA網で、同センターの業務効率の向上や生産工程全体の自動化を実現する。

新たなプライベート5G網には、エリクソンのRAN技術とマルチオペレーター・コアネットワークが使用されている。現時点では、機械のモニタリングやドローンによる検査、スマートグラス、HD/無線カメラ、デジタルツインなどのユースケースに対応。将来的には、機器の遠隔監視や自律型デバイスの操作、過酷な作業に取り組む作業員の常時監視など、インダストリー4.0を実現する幅広い機能の実装が可能になるという。

エリクソンはこの通信網について「クラウドベースの製品の拡張性により、小規模からスタートし、必要に応じてネットワークを拡張することが可能になる」と説明。「より低コストで俊敏な運用と、より迅速で情報に基づいた意思決定に貢献する」とコメントしている。

なお、CIMPORは今後数カ月以内に、さらに2つの生産拠点にプライベート5G SA網を導入する予定となっている。

資料

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