日本の産業界をIX(Industrial Transformation)で強化、ローカル5G/ミリ波帯活用が支えるその実像
マイクロ波技術関連の学術、産業、教育に関する国内最大級のイベント「MWE2024(Microwave Workshops & Exhibition)」(パシフィコ横浜、2024年11月27日〜29日)では、IXに関する話題が取り上げられる。...
2024/11/22
Posted on 2024/11/22
産業界では業務効率化やカイゼンが続けられている。その一方で、産業の現場を大きく変革していく作業は難易度が高い。そうしたIX(Industrial Transformation)を実現していくには、生物の神経のように現場と頭脳をつなぐネットワークが不可欠になるためだ。物理的な制約が多い有線に代わる無線化が求められるものの、広大なエリアで過酷な環境になることが少なくない産業の現場で、有効に機能する無線ネットワークの整備は必ずしも一般に広まっていないのが現状だ。
一方で、5Gの商用化から約5年が経過する中で、特定のエリアで5Gを活用するプライベート5G/ローカル5Gや、ミリ波帯の活用についての取り組みが継続している。ただし、これらの普及は一定範囲に留まり、普及拡大は今後の課題となる。そのためにも、プライベート5G/ローカル5Gやミリ波を活用したIXのユースケース拡大が求められる。
マイクロ波技術関連の学術、産業、教育に関する国内最大級のイベント「MWE2024(Microwave Workshops & Exhibition)」(パシフィコ横浜、2024年11月27日〜29日)では、IXに関する話題が取り上げられる。その中核となるのが11月28日に開催されるワークショップ「プライベート5G / ローカル5G 及びミリ波帯活用への取組と今後の展望」である。
ワークショップのオーガナイザ/座長はNTTドコモの中村武宏氏が務め、IXと無線化の関係性を紐解く。ワークショップではIXを見据える関連3団体が講演を行い、その後のパネルディスカッションで目指す方向性について議論を深める。
3団体からの登壇者と講演は以下の通り。概要や参加方法は下記のリンクを参照していただきたい。
- 「XGMF ODAIBA IX CoreプロジェクトのLocal 5Gとミリ波普及に向けた取り組み」
岩浪 剛太氏 (XGMF ODAIBA Ix Coreプロジェクトリーダー、インフォシティ) - 「適材適所の無線通信活用で製造現場を変革するSRF無線プラットフォーム – 5Gによるユースケース拡大 -」
丸橋 建一氏 (フレキシブルファクトリパートナーアライアンス代表幹事、NEC) - 「Industrial 5Gの現状」
城田 雅一氏 (5G-ACIA Japan Ambassador、クアルコムジャパン)