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ボーダフォン、チェコの原子力発電所にプライベート5G網を導入

ボーダフォン・チェコは先ごろ、チェコ国営電力(CEZ)が運営するテメリン原子力発電所に5Gモバイル・プライベート・ネットワーク(MPN)を導入した。このプライベート5G網は、発電所の屋外スペースおよび一部の屋内エリアをカバーする。欧州の原発...

2024/09/20

Posted on 2024/09/20

ボーダフォン・チェコは先ごろ、チェコ国営電力(CEZ)が運営するテメリン原子力発電所に5Gモバイル・プライベート・ネットワーク(MPN)を導入した。このプライベート5G網は、発電所の屋外スペースおよび一部の屋内エリアをカバーする。欧州の原発では初のプライベート5Gのパイロットプロジェクトになるという。

ボーダフォンによれば、このプライベート5Gは「技術者の作業をサポートするARグラスへの道を開くもの」とのこと。これまで発電所内で使用されてきたトランシーバー通信は不要になっていくという。

同社のVioleta Luca CEOは「公共ネットワークから完全に独立した当社のプライベート5Gソリューションは、すべてのユーザーデータとインフラが発電所独自のシステム内で安全に管理されることを保証する」とし、「この技術は、このような重要インフラの安全なデジタル化を推進する上で不可欠なものだ」とコメントしている。

ボーダフォンは2022年、チェコのシュコダ・オート社が運営する国内最大級の自動車工場にプライベート5G網を導入。工場内のロボットや機械、センサー間の通信品質向上や自動駐車などを実現していた。今回のパイロットプロジェクトはこれに続くもので、その結果とCEZによる評価を踏まえ、さらなる5G MPNの展開を検討していくという。

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