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サムスンとArm、6G関連の重要ソフトウェア技術「SIMD」の研究で協力

サムスンの研究開発組織であるSamsung Researchは5月20日、英半導体設計大手のArmとの提携を発表した。両社は、6G通信における活用が見込まれる主要なソフトウェア技術の1つである並列パケット処理技術「SIMD」(Single ...

2024/05/24

Posted on 2024/05/24

サムスンの研究開発組織であるSamsung Researchは5月20日、英半導体設計大手のArmとの提携を発表した。両社は、6G通信における活用が見込まれる主要なソフトウェア技術の1つである並列パケット処理技術「SIMD」(Single Instruction Multiple Data)の研究で協力する。

サムスンの説明によれば、同技術は6G時代における膨大な通信データの処理に必要なもので、柔軟で効率的な通信システムの確立に貢献するという。Armとの提携は、この技術の研究開発スケジュールの大幅な短縮を目的としたものとのこと。両社はこの提携の一環として、同技術を共同で開発・改良するためのオープンソースプロジェクトを立ち上げる計画だ。

Samsung Researchの先進通信研究センターでエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるJinguk Jeong氏は「6G通信では、ソフトウェア技術の重要性が増しています」とし、「6Gで生じる膨大なデータを扱うためにはイノベーションが不可欠です。今回のArmとの技術提携は、並列技術の革新に向けた重要な一歩です」とコメントしている。

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