次世代モバイル技術「6G」のロゴが決定
無線通信システムの国際的な標準化プロジェクトである3GPPは4月23日、ヴァージニア州レストンで開催された会合の中で、6G仕様のための新たなロゴを決定した。...
2024/05/17
Posted on 2024/05/17
無線通信システムの国際的な標準化プロジェクトである3GPPは4月23日、ヴァージニア州レストンで開催された会合の中で、6G仕様のための新たなロゴを決定した。
新たなロゴは、端末メーカーやサービスプロバイダーが3GPPの6G仕様への準拠または準拠の予定を示すために利用できる。なお、利用には3GPP組織パートナーによる承認が必要となる。
3GPPは、第3世代移動通信システム「3G」の仕様策定を目的に1998年に設立された国際的プロジェクト。4G、5Gの標準化も行っており、日本の電波産業会(ARIB)、情報通信技術委員会(TTC)、韓国のTTA、中国のCCSA 、北米のATIS、欧州のETSI、インドのTSDSIの7つの標準化団体によるパートナーシッププロジェクトとして運営されている。
同プロジェクトは昨年12月4日、6G仕様の策定に正式に着手する計画を発表。「現在、リリース18(5G-Advancedの最初の仕様)に取り組んでおり、まもなくリリース19(5G-Advancedおよび6Gの基盤技術にフォーカスした仕様)の策定に着手する」と発表していた。
なお、この6Gロゴは、2024年5月8日〜10日にオランダのロッテルダムで開催された3GPPのワーキンググループから使用が始まっている。