英通信当局、26GHz/40GHz帯の周波数帯オークションの最新情報を発表
英放送・通信規制機関のOfcomは4月16日、ミリ波帯の26GHz帯および40GHz帯の周波数オークションに関する最新情報をリリースした。...
2024/04/26
Posted on 2024/04/26
英放送・通信規制機関のOfcomは4月16日、ミリ波帯の26GHz帯および40GHz帯の周波数オークションに関する最新情報をリリースした。
Ofcomは2023年9月、これらの周波数帯を5Gサービスを含むモバイル技術のために開放し、英国全土の68の町や都市で高速5Gを提供すると発表している。同機関はこれらの周波数帯について、「大容量のデータを伝送でき、駅やサッカースタジアム、コンサート会場など、人通りの多い場所でのモバイル通信速度を向上させる可能性がある」と説明。また、VRアプリケーションやファクトリーオートメーションなどの革新的なサービスをサポートする可能性についても言及していた。
Ofcomは新たな声明の中で「我々は昨年(2023年)11月、これらの周波数帯の都市全域での免許を授与するためのオークション設計の大部分を決定しました。その際に発表した追加協議への回答を考慮し、オークションの割り当て段階に交渉期間を設けないことを本日決定しました」とコメント。また、「オークションの実施に必要な法廷文書についても本日協議します」とし、「これにより、免許の数を制限し、入札者は発行された免許を取引できるようになります」としている。
なお、英通信市場3位のVodafoneと4位のThree UKの合併案について英競争当局が決定を下すまで、Ofcomはこのオークションを実施しないことを明言している。英競争当局の決定は早くとも2024年9月になると予想されており、オークションプロセスの開始は2024年第三四半期以降になる見込みだ。